結構前から気になっていたウーバーイーツの配達パートナーをついに始めました。
配達パートナーの登録自体は去年の9月にやっていましたが、実際の配達はずっとやってませんでした。
自分の住んでいる埼玉の川口の端っこがまだ対応エリアではなかったため、なかなか気楽にやるというわけにはいきませんでした。
しかし、自分で店を出店していない日に少しでも稼ぐことができることは魅力であり、暖かくなってきたこともありついにやってみることにしました。
目次
個人的なウーバーイーツ配達の方針
今回ウーバーイーツ配達パートナーを始めるにあたり、個人的な状況から当面の間の3つの方針を決めました。
自分の自転車を東京に運んで配達用自転車として使う
自分の住んでいるのは埼玉県川口市の東端のほうでまだ対応していないエリアのため、東京にまでウーバーイーツのために出向くことにしました。
そこで配達に使う自転車をどうするかが一つのポイントとなります。
最初はウーバーイーツの特別プランで赤チャリ(ドコモシェアサイクル)でやろうかと思いましたが、今の所1ヶ月のうち何日やれるかもわからないため、月額4000円払っても元が取れない可能性もあったので赤チャリではやらないことにしました。
僕は催事店舗出店のため、比較的大きめの車(NV200)を所有していて、自転車1台は余裕で載せて運ぶことができます。
そこで、当面は家から都心まで車で自分の自転車を運んでいき、ウーバーイーツ配達をやることにしました。
どのみち自分の体を都心のウーバーイーツができるエリアまで運ぶ必要があるため、電車でいっても車でいってもそこまで変わらないのであれば自転車を積んだ車で行くというのは悪くないと思いました。
埼玉からだと電車賃でも往復1000円ぐらいはかかるため、ガソリン代だけで考えれば車のほうが安上がりだったりします。
あとは、ウーバーイーツの配達用バッグを抱えて電車に乗ったりするのが少し億劫だったというのもあります。
車であれば配達用バッグも助手席に載せていき、都内で自転車と一緒に車から下ろしてすぐに使うことができます。
普段スーパーへの買い物に使っているシティサイクルをNV200で都内に運んで配達します。
配達エリアは無料駐車場か安い駐車場からスタートする
都心まで車でいくことにはしましたが、駐車場代が高くつけば負担が大きくなりほとんど稼げなくなってしまいます。
そこで、車を停めておく駐車場は無料で使えるところかできるだけ安いところが望ましくなります。
埼玉から車で都内まで行く場合、足立区、葛飾区、北区、台東区あたりが近いのですが、このあたりは都内でも比較的駐車場が安く、埼玉から車での移動時間を短くすることを考えても、この辺りの駐車場に車を停めて自転車を下ろしてから配達スタートするのが良いと考えました。
無料で使える駐車場は、大体ショッピングモールやホームセンターや家電量販店の駐車場となります。
以下の店舗の駐車場は埼玉の自宅から車で移動したときに便利なところになります。
- ニトリ赤羽店(10時から21時まで)
- ケーズデンキ足立店(10時から21時まで)
- 島忠ホームズ足立小台店(10時から20時半まで)
- 島忠ホームズ平井店(10時から20時まで)
- ビバホーム奥戸街道店(9時半から21時まで)
- ニトリ小岩環七店(10時から21時まで)
ただ、どのお店も閉店時間が21時ごろまでなのがネックです。
21時までに駐車場を出なくてはならないため、遅くとも20時ごろにはウーバーイーツの配達を終了して駐車場に向かう必要があります。
これでは夜のピークタイムを途中で放棄する必要があるため少し使いづらい駐車場となります。
そうはいっても駐車場代がかからないことは魅力でもあるので、早めに切り上げて帰る予定の日には使っていこうと思います。
あとは24時間最大料金が設定されていて24時間入出庫可能な路面のコインパーキングを利用することにします。
北区や台東区や墨田区の中心部から外れたところに24時間最大500円から800円ぐらいの安いコインパーキングがあるので、そこを利用することにします。
基本的に夜は遅くなっても構わないので、夜のピークタイムでできるだけ配達して稼ぎたいときはコインパーキングに車を停めて自転車を下ろしてから配達することになります。
できるだけ坂の少ない平坦なエリアで配達する
とりあえず最初は自宅で使っているママチャリ(シティサイクル)を利用することにしました。
現在持っているママチャリは変速ギアがついていないタイプであり、急な坂道はこぐことが非常に困難で押して登る必要があります。
そのため少なくとも今持っているママチャリを使うときは坂道のない平坦なエリアで配達をするほうがよいと考えました。
ウーバーイーツで注文が多く稼ぎやすいエリアは六本木や渋谷などと言われていますが、そのあたりは坂道が多いのであまりやりたくはない、ということになります。
幸か不幸か個人的には埼玉から自転車を運んで使うため、どちらにしても六本木や渋谷からは遠いところを中心にやることになります。
北区の赤羽や十条あたりから西の方に行くと結構坂が多くなるため、北区でやる場合はちょっと危険かなと思いました。
台東区や墨田区や葛飾区や足立区に関してはほとんど坂がなく平坦なエリアなので個人的には最適かなと思います。
ウーバーイーツで何度か配達してみての感想
まずは5月10日に墨田区&台東区、12日に新小岩周辺で少しだけ試しにやってみてなんとかやれそうな手応えを感じました。
そのあと5月13日に北区赤羽周辺で、15日に墨田区スタートで台東区や荒川区や中央区など広範囲に移動してやりました。
ここまでやってみての感想は以下の通りです。
- ママチャリ(シティサイクル)でも十分配達は可能
- ママチャリならではの良い点もある
- 長時間配達すると体力的に結構きつい
- ウーバーイーツの配達バッグはそれほど気にならない
- 配達注文が入らない時間の過ごし方が悩ましい
- ランチタイムと夕方以降のピークタイムはやはり注文が入りまくる
- 配達開始地点からかなり遠くまで連れていかれる
- やはり坂道は体力の消耗が激しすぎる
- 長時間配達していると自転車への負担は大きいと感じる
- 液体物の配達には神経を使う
- なんだかんだで楽しい
ママチャリ(シティサイクル)でも十分配達は可能
変速ギアもついていないママチャリ(シティサイクル)で始めましたが、思ったよりも問題なく配達できました。
東京の下町だと特に細い路地を進んでいくほうが最短距離になることもあり、原付バイクや本格的なロードバイクやクロスバイクの特長を活かすことができないためママチャリでもそこまで変わらない感じはしました。
とりあえず気楽に始めることもできるママチャリ配達は素晴らしいと思いました。
ママチャリならではの良い点もある
原付バイクやスポーツ自転車と比べてママチャリならではの良い点もあると思いました。
まず初期コストが安くて今使っている自転車ですぐに始められる点。
それから、ママチャリは車両が安くて盗まれる心配がほとんどないため、フードピックアップのために飲食店前に自転車をとめておくときや配達時にお客様のマンションの前にとめておくときに自転車盗難に気を遣う必要がなく精神的に非常に楽です。
配達がひと段落して休憩しているときや昼ごはんを食べるときにも心配なく駐輪しておくことができるのは非常に気楽で良いです。
あとは前カゴが付いていて便利な点です。
前カゴに私物をいろいろ入れておけるのはもちろんですが、注文が入らない時間で肩が疲れたときにウーバーイーツの配達バッグを前カゴに入れて走行することもできます。
配達バッグは大きいのですが、最小に畳んで斜めにして入れると問題なくカゴに入れて走行することができました。
個人的に少し肩こりをしやすいこともあり、注文が入らない時間帯は前かごに配達バッグを入れて次の注文が入るまで移動したりしていました。
長時間配達すると体力的に結構きつい
やはり長時間配達していると体力的にきついですし、膝や肩がお尻が痛くなってきます。
1日数件程度の配達だと問題ないですが、10件超えて配達してみた日は相当疲労が溜まりました。
ガッツリフルで配達した日の翌日は休むしかないかなと思いました。
これはママチャリならではなのかどうかはわかりませんが、やはりママチャリでの長時間配達は相当体に負担になることは間違いないでしょう。
体が疲れるだけならいいのですが、膝が痛くなってきたのは結構危機感を感じました。
今後ある程度本格的に配達をこなしていくことを考えるとママチャリでは厳しいかなという限界を感じました。
ウーバーイーツの配達バッグはそれほど気にならない
ウーバーイーツから支給してもらっている配達バッグは結構大きいのですが、慣れると思ったより気にならなくなりました。
最初は大きくて目立つのでちょっと恥ずかしいし配達をしないときは背負っていたくないなと思っていました。
しかし、配達を始めると、ウーバーイーツ配達をしていることが少し誇りに思えてきて、ウーバーイーツのバッグを背負っていることへの羞恥心は結構なくなります。
配達をしていない時間やトイレや昼ごはん休憩のときは、バッグを最小に折りたたんで付属のレインカバー(黒色)をつけておくことであまり目立つことなく街中を歩くことができます。
もちろんバックパック(リュックサック)にしてはでかいし変な形をしているからじっくり見られると配達用のバッグを背負っているのかなって気づかれるとは思います。
しかし黒色のレインカバーをしていることもあり、そこまで露骨にわかるわけではないのであまり気になりません。
普通にこのバッグを背負ってショッピングビルの中を歩いたりもしていました。
個人的な私物は小さなバッグに入れてきているのですが、それもこの折りたたんだ配達バッグの隙間に入るので問題ありません。
配達注文が入らない時間の過ごし方が悩ましい
配達の注文が入るときはただひたすら言われた通りに配達を頑張るだけで問題ないのですが、注文が入らない時間が結構続くとどう過ごそうか悩みます。
前述のとおり、配達バッグを折りたたんでレインカバーをかけて背負えば別に街中を歩くことは厭わないのですが、かといってウインドウショッピングはすぐに飽きてきます。
あとはどこかのベンチに座ってスマホをいじったり仮眠をとったりしますが、2、30分程度ならいいのですが、1時間以上となるときつくなってきます。
ピークタイム以外の14時から17時くらいは全然注文が入らなかったりするので、その時間帯に何か有効的な時間の使い方ができないか悩ましいところです。
MacBookを持ち歩いてこの空白の時間にブログでも書きたいところですが、やはりノートパソコンほどの重量物をずっと抱えながら配達するわけにはいきません。
車にMacBookを載せているので車まで戻ればパソコン作業はできますが、大体においてランチタイムの配達が終わったときには配達スタート時の駐車場とはかなり離れた場所にいるため駐車場まで戻ることもできません。
当面の間は周辺を散策をしたりウインドウショッピングで時間を潰そうと思いますが、なにか他にいい過ごし方がないか模索していきたいと思います。
ランチタイムと夕方以降のピークタイムはやはり注文が入りまくる
噂には聞いていましたが、やはりランチタイムと夕方以降は注文がガンガン入ってきます。
墨田区の曳舟からスタートしたときも、ランチタイムだったので即座に墨田区の東端の向島エリアとかからの注文も入りました。
ランチタイムがひと段落した14時くらいからほとんど注文が入らなくなり、17時か18時ころまでは基本的に暇になります。
一応御徒町とかの比較的都会のエリアに移動すると少しは入りましたが、それでも1時間に1件入らない程度だったりします。
そして18時ぐらいからは夜のピークタイムでガンガン注文が入ってきます。
一件目の配達が終わる前に次の配達の注文が入って、また次の配達の終わる前にその次の配達注文が入る、といった感じです。
途切れなく配達することになるので、集中して無我夢中で配達を繰り返すことになり、時間が経つのも早いです。
特に夜はビジネス街のオフィスからの注文が多い感じがしました。
浅草や御徒町から日本橋のオフィスに連れて行かれたりしました。
今のところ駐車場の出庫時間の問題もあり夜のピークタイム途中に早めに切り上げて帰ることも多いですが、やはりしっかり稼ごうと思ったら24時間入出庫可能な駐車場に車をとめておいてできるだけ夜遅くまで配達をしてから帰るようにするべきだと思いました。
配達開始地点からかなり遠くまで連れていかれる
大体その日に配達をしていたいと思うエリアから配達スタートするのですが、気づくとかなり遠くまで連れて行かれます。
連れて行かれるという表現をする理由は、注文が入った時点では配達先がわからないからです。
フードをピックアップする飲食店の場所はわかるのですが、そのあとどこのお客様に配達するかはわかりません。
フードをピックアップしてから配達先を見てかなり離れたところでびっくりすることもありますが、ともかく頑張って運んでいくしかありません。
墨田区の曳舟からスタートして、墨田区でピックアップから台東区へ配達、御徒町でピックアップして錦糸町へ配達、浅草でピックアップして日本橋へ配達、といった感じで移動させられます。
日本橋近辺ならまだ墨田区に戻るのも問題ないなと思って油断して日本橋で注文を受けたら、半蔵門まで配達することになりました。
この日はこれが最後の配達になるわけですが、最後に半蔵門へ配達し終えてから曳舟の駐車場まで戻る間は疲れがどっときたこともあり、結構虚しくてちょっと泣きそうにもなりました。
こればっかりはどうしようもないですが、最後に遠方から帰ってくることを考えるとママチャリよりは体力を消耗しにくいクロスバイクが欲しいなと切実に思いました。
どちらにしても、帰らなくてはいけない時間が決まっている場合は早めに切り上げる必要があると思います。
日本橋から皇居の反対側まで最後の配達をすることになったときは帰りが辛かったです。
やはり坂道は体力の消耗が激しすぎる
坂道を避けたいと思い東京の東側でやるようにしていますが、それでも前述のように配達先がどこになるかわからないこともあり急な坂道を行く配達もいくらかありました。
急な坂道は変速ギアなしのママチャリでは登れないかむしろ遅くなるので、押して登るようにしました。
急ではない緩やかな坂道は自転車漕いで登ります。
どちらにしても結構な体力を消耗してしまい、その後の配達パフォーマンを大きく下げてしまいます。
電動自転車であったりスポーツ自転車であればいくらかはましなのかなと思いますが、どうなんでしょうかね。
赤羽駅の東側にある高台にある団地に配達したときも坂道に苦しめられました。
長時間配達していると自転車への負担は大きいと感じる
今回ウーバーイーツの配達を始めてから丸一日自転車を漕いてみて、自転車への負担は大きいなと感じました。
今まであまり長時間自転車にのることってなかったのですが、これだけ乗って漕ぎまくっていると特にチェーンへの負担が大きい感じがしてチェーンがそのうちぶっちぎれるのではないかと心配になってきます。
配達始めて3日目に赤羽エリア配達中にチェーンが外れてしまい、なんとか外れたチェーンを直して配達を続けることができましたが、今度はチェーンが外れるだけではなく切れてしまうのではないかという不安感もあります。
どの自転車で配達するにせよ、メンテナンスはしっかりしないといけないなと思います。
液体物の配達には神経を使う
ジュースや味噌汁などの液体物の配達は神経を使います。
例えばマクドナルドでは大体セットメニューを注文する人が多く冷たいものですってことでドリンクも紙袋にいれて渡されます。
これが台座に入っていないものがほとんどなので、傾けたり振動を与えないように運ばなければと思い、非常に神経を使いながら配達することになります。
今の所はタオルを2枚使って隙間を埋めることでなんとか配達していますが、もっといい方法があれば検討していきたいと思います。
なんだかんだで楽しい
体力的には大変なこともありますが、なんだかんだで楽しくやれています。
今後嫌な人と会うこともあったりするかもしれませんが、そんな人は多くはないと信じてやっていきたいと思います。
以前ドミノピザや銀のさらでデリバリーのバイトをしていたこともありますが、その時と違うのはやはり働く時間を自分で決められることと店長や店内スタッフへ気を使わなくていいことですね。
特にドミノピザや銀のさらではピークタイムは店内厨房エリアはみんな気が立ってピリピリしていて店長が怒鳴り散らすことも多く気が滅入ったりすることもありました。
もちろんウーバーイーツの配達でもピックアップ先の飲食店はピーク時は忙しそうでスタッフみんなピリピリしている感じはしますが、それでもお客様の目もあってか怒鳴ったりはしていないので比較的穏やかな雰囲気ですし、我々配達パートナーもそこまで気を遣う必要はありません。
配達注文を受け入れるオンライン状態にして注文が入る瞬間が特に楽しくてたまらないです。
配達先がわからないというのも大変ではありますがワクワク感もあり楽しさの一つとなっています。
あとは、クエストという3回配達したらボーナスみたいな報酬アップのシステムがあるのも楽しみながら配達できる上手いシステムだと思いました。
まとめ
配達をスタートしてまだ数日ですが、ある程度やれそうな感じはしてきましたので、今後も続けてやっていきたいと思います。
ただ、今後はお手頃価格のクロスバイクぐらいを買ってからやっていきたいと思います。
やはりママチャリだと膝への負担がきつかったり体力的に長時間やるのは厳しいかなと感じたからです。
そうはいっても例えば毎日2、3時間程度の配達であればママチャリのほうが気楽にやれる気はします。
個人的には埼玉からわざわざ自転車を運んで配達をするためできるだけ1日フルでやりたいのでクロスバイクに切り替えてみようと思っていますが、都心に住んでいる方はママチャリで気楽に空いている時間だけ配達するのもありだと思います。
クロスバイクを買ってやってみるならまずは高価なものよりお手頃なもので始めるほうがよいかと思います。
クロスバイクにはライトは付属していないため、自転車のハンドルに取り付けるタイプのライトが必要となります。
ウーバーイーツでは夜の配達が儲け時ということもあり、クロスバイクを買ったらライトも必須といえます。
ライトはブリジストンのようなある程度信頼できるブランドのものがおすすめです。
また、クロスバイクには鍵がついていないので、ワイヤーロックも買っておいたほうが良いでしょう。