先月11月末が2年間住んでいた埼玉県川口市のアパートの更新タイミングだったということもあり、この度一旦関東を撤退して地元岡山に帰ることにしました。
せっかくの機会だったので、今回の記事で東京から岡山まで車で下道で帰っていった様子を記録として残しておこうと思います。
目次
東京から岡山の実家目指してスタート:1日目
12月1日に最後の岩本町ファミリーバザールの出店を終え、2日に安原剣術師範の動画撮影のお手伝いをした後、12月3日から荷物を載せた自分の車で東京から岡山まで下道で帰っていきました。
大体の引っ越し荷物はすでにアート引越センターさんに岡山の実家まで送ってもらっていたのですが、最後の出店に使った商品や什器と自分の着替えなど身の回りの最低限のものがあったため、それらを自分の車(NV200)に載せた状態でスタートしました。
ちょっと最後の仕事のため東村山市に少し寄ってから東京を抜けて南下していきました。
初日の夜は鎌倉のゲストハウスに宿をとっていたため、川崎、横浜、鎌倉と移動していきました。
ちょっと遠回りしたこともあり、1日目は109キロの走行距離となりました。
途中で以前からずっと行きたかった「スパジアムジャポン」という巨大な温泉施設によって武蔵野温泉を堪能してから行きました。
温泉は心地よかったのですが、長距離ドライブの際はそのあとの運転中に眠気が襲ってきて辛くなってしまいますね。
横浜市は結構広くて抜けるまでにかなり時間がかかりますが、大きな幹線道路が整備されていて走りやすかったです。
鎌倉に入ったときには既に夜遅くなっていて車も少なく走りやすかったです。
ただ、踏切が見えづらくて一時停止がギリギリになってしまったので、突然の踏切には気をつけなければと思いました。
鎌倉は外国人観光客向けのドミトリーを備えた格安ゲストハウス(2000円前後)がいくらかあり、なおかつ18時から翌朝8時までの駐車料金が200円や300円の安いコインパーキング多いため、今回の僕のように車で移動中に一泊だけするには最適な宿場町(宿泊ポイント)でした。
静岡から名古屋までにある長時間のバイパスは睡魔との戦い:2日目
鎌倉のゲストハウスに一泊し、2日目は朝8時前に車を駐車場から出し、西に向かって走り出しました。
2日目は鎌倉から名古屋まで移動しました。
この東海道エリアが一番距離が長く、予想していたとおりかなり過酷なドライブとなりました。
道は整備されている大型バイパス区間が多くて走りやすかったのですが、やはり距離が長い分運転時間も休憩時間も多く、朝早くに出発したにも関わらず名古屋に到着したのは夜遅くになってしまいました。
2日目は今回最長の350キロの走行距離となりました。
鎌倉から富士山の麓である御殿場辺りまではかなり心地の良いドライブコースでした。
湘南エリアを走るときには天気も良く遠くに富士山も綺麗に見えました。
そしてなんといっても途中でトイレ休憩に寄った「道の駅ふじおやま」から見える富士山は最高でした。
道の駅ふじおやまは国道246号線で神奈川から静岡に向けて行く際に現れるので、もしこのルートを通る際には是非寄って見て欲しいと思います。
この道の駅ふじおやまを出て国道246号線を更に進んだところに格安ガソリンスタンド「セルフィックス裾野SS」というのがありました。
相場よりかなり安かったので、ここでしっかりと給油していきました。
そのあと更に進んでいったのですが、裾野市から沼津市に入ったあたりから結構過酷なドライブとなっていきました。
というのも、片側1車線のバイパスをずっと走行していくわけで、時速60キロ前後で信号もないため全く止まることのない道を30分から1時間ぐらいの間ずっと運転し続ける必要があります。
快適に進んでくれて嬉しいのですが、この単調な運転では猛烈に睡魔が襲ってきます。
大声で叫んだり太ももをつねったり水を飲んだりしながらなんとか耐えながら走り抜けていきました。
片側2車線の区間では車線変更したりするためまだましですが、それでも信号が全くないのも辛いものでした。
都内を運転していた際には長時間運転してもほとんど眠たくなったことはないのですが、あれは信号でよく止められるからだったのだと気付かされました。
信号のある区間に入るとかなり楽になりましたが、長時間の運転でかなり疲労が溜まっていきました。
それからしばらく走り、静岡市の国道1号線沿いにある「道の駅宇津ノ谷峠」で遅めの昼食をとりました。(もつ煮丼)
この道の駅宇津ノ谷峠の近くは自然が多く、明治のトンネルなどという魅惑的なスポットもあるとのことでした。
今回は時間がなくて寄ることができませんでしたが、いつか明治のトンネルを見に行きたいと思いました。
このような新たなスポットを発見できるのが下道ドライブの醍醐味だと個人的には思っています。
そのあとは途中トイレ休憩を少しする以外はずっと運転し続けました。
愛知県に入って豊橋から国道23号に入って名古屋に向かい始めたあたりから少し違和感を感じました。
周囲の車がガンガン飛ばしていて、制限速度60キロのはずなのにみんな平気で時速80ー100キロぐらい出していたのです。
あとから調べてわかったのですが、愛知県のバイパスは制限速度で走るほうが危険なぐらいほとんどの車が飛ばしまくっていてフリーウェイ状態になっているようですね。
慣れればいいのかもしれませんが、なんの予備知識もなく初めてきた人はかなりびっくりしてしまいますね。
そんな感じで愛知県に入ってからバイパスをずっと走っていきましたが、ここも信号が全くないため睡魔との壮絶な戦いでした。
既に長時間運転して疲れているということもあり、相当過酷な戦いでした。
名古屋市に入り、国道23号から国道302号(名古屋環状2号線)に入ろうとするところで間違えて高速に入ってしまうというミスも犯してしまいました。
疲労がピークにきている中でフリーウェイ状態の国道23号で焦ってしまったというのが要因ですが、これには参りました。
それでもなんとか下道に出て引き返して国道302号に入り、しばらく走ってから宿に到着しました。
この日の宿は「TOHO Learning House」というゲストハウス。
愛知東邦大学の学生さんたちが住んでいる学生寮のある建物であり、そこの2階部分をゲストハウスとして運営されているようです。
学生さんがスタッフとしても働いていて、チェックインの受付とか部屋の説明をしてくれました。
こういう面白い取り組みをしている宿は素晴らしいですね。
そしてこのゲストハウスの良かったところは先着ではありますが駐車場が無料で使えるところです。
僕は到着時には駐車場が空いていたので一晩中駐車させてもらいました。
このゲストハウス「TOHO Learning House」の場所は名古屋の中心街からは離れていて少し不便なのですが、車で名古屋に来ている人にはいいところではないかと思います。
ゲストハウスの設備も新しくて綺麗でドミトリーの2段ベッドもしっかりしていてかなり快適でした。
岐阜、滋賀を通って福井県小浜市へ、田舎道のドライブは快適:3日目
3日目は名古屋を出て福井の小浜というところに向かいました。
当初の構想では3日目の夜は大阪辺りに宿泊しようと考えていたのですが、大阪の街中を運転するのが怖くなったということと、たまたま小浜というところに良さそうなゲストハウスを発見したため、前日に宿泊の予約を取り、予定を変更して小浜に向かうことにしました。
また、前日の夜にネットで名古屋走りという言葉を知ってしまい、恐怖心が湧いてしまっためできるだけ足早に名古屋を出ることにしました。
前日の疲れも考慮して移動距離を抑えたため、3日目は、134キロの走行距離となりました。
名古屋を出て岐阜県に入り、しばらく走っていると「みつばちの郷」という魅惑的なはちみつショップを発見しました。
この日は比較的時間に余裕があったため、このみつばちの郷に立ち寄り、はちみつソフトクリームを食べたり両親へのお土産にはちみつセットを購入したりしました。
「はちみつソフトクリーム(350円)」は10種類以上のはちみつがかけ放題とのことでした。
ソフトクリーム自体にもはちみつが入っていて非常に美味しいので、まずはソフトクリームだけをしばらく味わい、そのあと後半は各種はちみつをかけながら食べていきました。
これだけの種類のはちみつを味見できるのは非常に贅沢な感じがしますし本当に満足度の高いものでした。
創業者の方のはちみつへの拘りが素晴らしく感動させられました。
お試しセットは岐阜県産のはちみつが特に楽しみです。
みつばちの郷を出てから少し走ったところでガソリン給油し、関ヶ原を抜けた先にあった「道の駅伊吹の里」でギリギリセーフのランチを食べました。
道の駅到着が14時前で、平日は食堂のラストオーダーが14時だったため、ギリギリでしたがなんとか注文して食べることができました。
旬彩の森定食というおすすめ定食をいただきました。
この道の駅の2階テラスに行くと伊吹山を見ることができるようになっていました。
しかしこの日の天候は曇りときどき雨であったためよく見えなかったのが残念です。
道の駅の隣にはミルクファーム伊吹というお店もありました。
牛乳好きの僕としては伊吹牛乳を買わずにはいられませんでした。
伊吹の里をでてから少し走ったところでまた別の道の駅「浅井三姉妹の郷」というところにトイレ休憩に立ち寄りました。
歴史好きの僕としては「お市の方と浅井三姉妹」の像と説明を楽しむことができました。
そのあとは琵琶湖の周りを走っていき、山道に入っていき、「道の駅若狭熊川宿」というところにトイレ休憩に立ち寄りました。
熊川宿というこの場所もかなり面白そうではあったのですが、既に暗くなっていたため先を急ぎました。
それから山道を抜け、日本海側の港町小浜に到着しました。
小浜市では、小浜で唯一のゲストハウス「Guesthouse OBAMA21:00」というところに宿泊しました。
このゲストハウスから徒歩5分ほどの近くに無料の駐車場「人魚の浜東駐車場」があるとのことで、車はそこに駐車することができました。
このゲストハウスは古民家を改造したもので、今年の夏にオープンしたばかりということで、施設は新しくて綺麗でした。
そしてこのゲストハウスが特徴としている21時からの地酒サービスも非常に面白かったです。
なんといってもUターン起業されたオーナーさんの地元小浜に対する熱意が素晴らしくて感動させられました。
小浜という地名すら今回初めて知ったのですが、次回近いうちに2,3泊しにまた小浜に来たいと思いました。
この日の夕食はゲストハウスから徒歩10分ほどの商店街近くにある「みつや食堂」で2種類の鯖を食べ比べできる定食をいただきました。
鯖の塩焼きと鯖の醤油干しを食べ比べることができ、どちらも本当に美味しかったです。
お腹が空いていたためもつ煮も食べました。
京都と兵庫の北部を超えて岡山へ、山越えの際は凍結が怖い:4日目
ゲストハウス小浜でもう一泊したい気持ちもあったのですが、親からの希望もあり早く岡山に帰ることにしました。
最終日となった4日目は、福井県小浜市を出発して京都の北部、兵庫の北部を抜けて岡山県真庭市の実家に帰っていきました。
途中の山越えは結構大変で、距離も思ったよりもいき、4日目の走行距離は271キロとなりました。
小浜を出る際にゲストハウス近くの「石窯パンの郷こころ」というベーカリーでパンを買っていきました。
ここは外観も内装もかなり味があり、こんな雰囲気のベーカリーはそう他にはないんじゃないかと思いました。
小浜を出てから暫く走ると京都府に入り、綾部市の中心まで行き少し休憩しました。
今まで京都は南側の主要な都市しか行ったことがなかったので、京都北部の町はかなり新鮮に感じました。
この綾部市ではグーグルマップで見つけた500円の焼き肉ランチが食べられるお店「丹波牛一也綾部店」に行きました。
丹波牛ではなくおそらくアメリカ産牛肉だと思いますが、500円ランチの牛肉も普通に美味しかったです。
綾部市を出たあとは兵庫県に入り、朝来市にあるガソリンスタンドで給油し、更に西に向かって走りました。
この辺りは結構な田舎道だったのですが、このあと養父市に入ってからすごい坂道を登っていくことになりました。
ここから山越えになったのですが、あまりに想定以上の標高まで登ることになったため、路面が凍結していないか結構ヒヤヒヤしながらの山越えとなりました。
スキー場もある若杉高原というところだったらしく、山の上部では雪が降っていました。
雪には結構びびりましたが、さすがに日中だったこともあり路面は凍っていないようだったので助かりました。
山の上のほうで宍粟市という市に入り、少し走ると下りになっていったのでホッとしました。
兵庫県北部の山越えにはヒヤヒヤしましたが、そのあと岡山県に入ってからはいくらか慣れた道もあり、特に問題なく帰ってこれました。
結果4日間での走行距離は、109+350+134+271=864キロとなりました。
これだけ下道を運転するとしばらくは運転したくなくなりますね。
体力的には相当しんどかったですが、下道ドライブでは景色も楽しめるし新たな発見もありかなり充実したドライブとなりました。
良くも悪くも下道ドライブでは休憩を何度も取り、1日に進む距離を抑え気味にして宿泊を繰り返して進むのが重要だと思いました。
次回東京に出ていくときには自分で運転して行くのは避けようと思いますが、自分の車での長距離ドライブ旅行はまたしてみたいと思っています。